英國　バックストン　述

心 靈 的 講 演 集　　第壹輯

關西心靈的修養會藏版

おことわり

今年有馬で開かれました修養會に、主は愛するバックストン氏を用ひて、御自身の榮さかえを見せしめたまひました。聖靈は奇くすしく働き給ひて、その集會の一回は一回より、いよゝ深い惠めぐみを味あぢははされましたことですが、この筆記も、出來るならば始めから順序を逐おひ、前後の連絡のあるやうに編輯したいと考へましたけれど、出版までに餘日よじつのありませんために、斷片的になりましたことは、誠に遺憾に存じます。殊に不文ふぶんの編者が匇忙そうぼうの間に書きましたものですから、可惜あたら寶玉の眞理が、空しく瓦礫の文字もんじに埋沒しましたことは、幾重にも慚謝ざんしゃいたします。しかし主がその榮さかえを以もって缺けたるところを補ひたまひ、同じ惠めぐみを愛する讀者諸兄姉けいしの上に顯あらはし給はんことは、編者の熱心なる祈いのりであります。

　明治四十二年九月　　　　　　　　　　　　　　　　編　　者　　識

目　　次

1. 約書亞記の研究
2. 約書亞記の研究（続）
3. 全き安息
4. 聖靈のバプテスマ
5. 火をもて應ふる神
6. 以賽亞書第六章
7. 默示錄第五章
8. 聖潔の生涯

| 目次 | 序 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |